SIerとは
株式会社エヌテック 営業部の島田です。
今回は弊社がUNIVERSAL ROBOTSの認定SIer(CSI)となったことを受け、「基礎から始めるプレスの話」番外編企画として、世間一般のイメージと違うSIerの仕事についてご説明させていただきます。
SIerとは
まずは読み方ですが、SIerと書いて「エスアイヤー」と読みます。
システム(System)とインテグレーター(Integrator)を合体させた言葉なので、SとIが大文字になります。
一般に「システムインテグレーター」というと、社内のネットワークを構築する、ソフトやプログラムの開発者というイメージがあると思います。
弊社の事業領域であるロボットの分野では、平成30年にロボットシステムインテグレーター協会(SIer協会)が設立され、近年では「ロボットシステムインテグレーター」という言葉が徐々に認知され始めています。
それでは、ロボットSIerの仕事についてご紹介します。
ロボットシステムインテグレーターの仕事
ロボットSIerは、ロボットを使用した機械システムの導入提案や設計、組立等を行う技術者(事業者)です。
弊社では具体的に以下の業務をロボットSIerの所掌分野として位置付けています。
- ロボット導入先企業への課題分析と提案
- ロボットプログラムの作成(コーディング)
- ロボットハンドなど必要となる周辺機器の設計、製作
- ロボットティーチング
- 周辺機器との連携動作確認
- 出荷前立会
- 現地納入、現地ティーチング、試運転、生産立会
つまり、システムを構築するだけに留まらず、お客様にとって最適なロボットシステムとして構築するためにあらゆるリソースを統合(Integrate)するのです。
ロボットSIerとしてのエヌテック
上述の通り、弊社のロボットシステムは設計から現地試運転まで弊社従業員が一貫して対応しています。
社内ティーチングや現地ティーチング、塗油装置、位置決め装置、集積装置等の周辺機器も製作しており、ロボットライン全体をワンストップで製作できるため、新規導入設備の機械・電気の仕様決めがスムーズに行えます。
UNIVERSAL ROBOTSからCSI認定をいただいたことで、弊社がご提案できるロボットシステムの選択肢が増えたことは非常に喜ばしいです。
日本国内では、ロボット導入による自動化のニーズが拡大していますが、反面、まだまだロボットSIerの数は多くないのが現状です。
エヌテックは四国地方初のUNIVERSAL ROBOTS認定SIerとして、今後ともロボット事業の強化に取り組んでまいります。